株式会社黒姫和漢薬研究所

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えんめい茶とは

ホーム > えんめい茶 > 対談 C.W.ニコル×狩野
森の生活から時代を見つめて

[延命堂]
毎日朝3時といえば、
ぱっと目があいて、延命堂にこもるんです

狩野: 今は文明社会といわれるんですが、あまりにも賢すぎる片寄った社会だと思うんです。むしろ「文明」ではなく、「便利」社会だと思いますね…。宮沢賢治は法華経に帰依しておったわけですが、ニコルさんの宗教観はどのようなものなんでしょう。
ニコル: 僕は生まれた時からずっと、厳しいクリスチャンの家庭に育ちました。それから世界中いろんな所に行ったわけですが、17歳の時からしばらくエスキモーと一緒に生活したことがあるんです。その時、自然を神とする考え方、小石の中にもどこにでも神さまがいるという考え方に真実を感じるようになりました。今もそうです。
狩野: なるほど。それに似た考え方で私の好きなのは、宮本武蔵の『五輪書(ごりんのしょ)』の中にも出てきます。「道ばたの一本の草、一枚の葉にも道がある。」と。宮本武蔵は、道ばたの一本の草、一枚の葉、これが私の先生だといって剣の道を歩んだのです。
ニコル: 僕は今、仕事が忙しいことはいいことなんですが、時々たまらなくなるんですね。この辺はいいところですが、外を歩くだけではもの足りない。もっと黒姫の奥深くこもって、ちょっとキザですが、神と対話しないと、忙しさに追われて僕はダメになることがわかっているんです。ですから、山の秘密の場所にインディアン風のテントを張って、時間を見つけてはこもろうと思うのです。鉄砲をかついで、犬と一緒にソリを引っぱって、食糧を持って。
狩野: それはニコルさん大切なことです。実は私の会社の真正面に「延命堂」という堂があるんです。私はこの30年間ずっと、毎朝3時に起床し、潔斎して延命堂にこもって祈願文を朗読するんです。雪が降ってもなんでも、午前3時です。ニコルさんが山にこもろうとするのと同じで、私は延命堂にこもるんです。
ニコル: 午前3時、毎日ですか…。すごいなあ。
狩野: それで、延命堂の中には、電球も何もなくて、ただ壁に丸い窓があって、窓の向こうに木がある。その木に対して拝むのです。それと、いただいたお手紙や年賀状、名刺や電話の受付簿など、お客様に関係するあらゆるものがお祀りしてあります。約30万人分のお客様の名前がそっくりあります。
ニコル: 午前3時というのは、どうしてですか?
狩野: よく聞かれるんですが、いちばん暗くて、いちばん暁に近い。冬ですと、いちばん寒くて、いちばん日の出に近い。無明から光明にうつる時刻なんです。
ニコル: そのあとずっと起きているんですか?
狩野: ええ、休みません。
ニコル: はあ…。信じられない。
狩野: 私は24時間眠っているということなんです。起きていようと思うから眠いんであって、すでに眠っていると思えば目がぱっちりとあく。(笑)それはともかく、ニコルさんのお話にあったように、山と語り、自然の声を聞くということが、今何よりも必要ですね。

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[えんめい茶誕生へ]
私の薬草の先生はヤギなんです
ニコル: 狩野さん、『えんめい茶』が生まれるまでのいきさつをお聞きしたいですね。
狩野: ええ。それについては忘れられない思い出があるんです…。まず、それから…。
ニコル: どんな…?
狩野: 買い出しの苦い記憶なんです。私の会社の入り口に荷車の車輪がかかげてあるんですが、この車輪には私の二つの思い出がこめられているんです。ひとつは入植当時の初心を忘れないため。もうひとつは『えんめい茶』誕生のきっかけになったともいえる、生涯忘れられない思い出なんです。
ニコル: 心の記念碑ですね。
狩野: ええ。黒姫に来て間もない頃のことですが、お腹をすかした子供たちと、ある日「かぼちゃを買いに行こう」と大八車を引っぱって出かけたのです。すると、土蔵のある家の壁に、かぼちゃが山のように干してあった。それを買おうとして「おじさん、このかぼちゃを分けてもらえませんか。山の子供たちに食べさせたいんですが。」といったら、こうなんです。

「このかぼちゃは、てめえらよそ者に食わせるんじゃねえ。豚にやるんだ。」

そして横を見たら、大きな犬が山盛りの白米にみそ汁をかけたものをおいしそうに食べているのです。子供たちは、それをボーッとして見ておりました。私は自分が言った言葉を今でも覚えております。「僕たちは豚じゃない。帰ろうか。」みんなもうシューンとしましてね。私も宮沢賢治のような生き方をしたいと思って来たのですけれどあんなに悲しい思いをしたことはありませんでした。

ニコル: 怒りはありませんでしたか?
狩野: 怒りというか、戦争に負けたことは、こんなにも無惨なものかとしみじみ思いましたね。それで、金輪際買い出しになんか行くまいと思って、薬草の研究をおっぱじめたわけなんですよ。このことが動機で、前々から心にあった、食べられる草や、薬草を研究しはじめた。とは言っても何も知らないもんですから、ある時なんかトリカブトの芽を摘んで来て食べて、三日間人事不省になっちゃって…。
ニコル: よく無事だったですね。それで強くなったんじゃないですか。(笑)
狩野: 子供たちが朝迎えに来たんですが、私は布団をかぶったままで、足に触ると冷たい。「天狗先生死んじゃったよー」と言って、子供たちが私の手を引っぱって、顔をたたいて。私は子供たちの寝ずの看護で救われました。
ニコル: 狩野さんは子供に縁がありますね。
狩野: その頃は薬草の本なんかないですからね。それで、今度はヤギを連れて行くようになりました。ヤギは絶対に毒草は食べないんです。何でも食べちゃうウサギと逆ですね。ですから、私の薬草の先生はヤギなんです。(笑)
ニコル: なるほど。そのへんから『えんめい茶』も生まれてくるわけですね。
狩野: そうなんです。そうやって子供たちにお茶を作ってやることがあって、「先生このお茶うめぇなあ」というんです。だから『うめぇ茶』という名前にしようじゃないかということで、最初はそう呼んでいました。ところが山の道端に「延命地蔵」という石地蔵があるんです。それで子供たちに話したんです。

「君たちはこんなに寒い雪の深い開拓地に入って勉強したり、お手伝いするので、きっとお地蔵さまがこのお茶を授けてくれたのかもしれない。だから延命地蔵の名をもらって、『えんめい茶』という名前にしよう。」そんなわけで、これまた子供たちとの対話を通して『えんめい茶』が誕生したのです。

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