えんめい茶は「延命・茶」 の名前もあり、各地の神社やお寺で縁起物としてお使い頂いています。
いよいよ受験シーズン!ということで合格祈願をされる学生さんで賑わう、東京都文京区・湯島の「湯島天満宮」をご紹介します。
「学問の神様」として有名な天神様=菅原道真公を祀った神社ですが、実はスポーツの神様にも参拝ができる文武両道、都内でも屈指のパワースポットである事はご存じでしょうか?本殿の北側、春日通りから登る階段の脇にスポーツの神様、天之手力雄命を祀った戸隠神社があります。元々、古墳時代に天之手力雄命を同地に祀ったのが由緒です。その後、南北朝時代に天神様を合祀し現在の湯島天満宮となりました。
天之手力雄命がスポーツの神様とされるその由来は、有名な天の岩戸伝説の中で、天照大神が岩屋にお隠れになった時に岩戸を蹴り上げ天照大神を外の世界に出し、力持ちの神様と賞賛されたのが始まり。その時蹴り上げた岩戸が信州戸隠まで飛んで来て、戸隠山が誕生したと伝承されています。そのことから天之手力雄命は戸隠神社奥社の主神として祀られています。
湯島天満宮周辺には美味しいお蕎麦屋さんが多いのは戸隠と関係があるとか?
さて、湯島天満宮と戸隠神社には同じ神様を祀っているという共通点がありますが、もう一つ共通するところがあります。それはご祈祷のお下がりの中に「えんめい茶」をお使い頂いていることです。今から四十年ほど前に地元の戸隠神社で撤饌(神に捧げる食べ物)としてお使い頂いたのが始まりです。その後、戸隠神社の宮司さんが湯島天満宮にお移りになった際にえんめい茶をご紹介頂いた事がご縁となりました。
お下がりのえんめい茶にはこのような一文が添えられています。
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